2015年10月25日日曜日

Oracle OpenStack を VirtualBox に構築。その1

Oracle OpenStack for Oracle Linux + Oracle VM Server(OVMS)の環境を、
VirtualBox に作ってみようと思います。

(参考)
Oracle OpenStack for Oracle Linux Release 1.0
Installation and User’s Guide
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/openstack/linux/documentation/oracle-openstack-user-guide-2296176.pdf

今回は、環境説明です。

ソフトウェア構成。

ハイパーバイザは、OVMS です。
  • Oracle VM VirtualBox 5.0.4
  • Oracle Linux 6.7 64bit
  • Oracle VM Server for x86 3.3.3
  • Oracle OpenStack for Oracle Linux Release 1 (Icehouse)

サーバ構成。

VirtualBox の VM を 3つ作成します。
  • OpenStack Controller Node = Oracle Linux
    • Glance 用のディスク含む。
    • Nova Instaces 用のディスクも含む。OVMS には NFS でマウント。
  • OpenStack Compute Node #1 = ネステッド OVMS
  • OpenStack Compute Node #2 = ネステッド OVMS

CPU リソースの割り当て。

物理リソースの都合により、少なめに割り当てています。
  • それぞれの VirtulBox VM に、1vCPU ずつ割り当て。
  • VirtualBoxホスト上の VM はオーバーコミット。
  • ネステッド OVMS の中の Nova Instance もオーバーコミット。



メモリリソースの割り当て。

こちらも、物理メモリ容量の都合により、ドキュメントより相当少なめです。


仮想ディスクの割り当て。

Control Node には、Oracle Linux をインストールする仮想ディスクのほかに
Glance / Nove で使用するための仮想ディスクを追加しています。
  • Glance イメージは Control Node のローカルディスクに格納。
  • Nova インスタンス用の領域として、Control Node のローカルディスクを
    Compute Node が NFS マウントして共有。


ネットワーク構成。

Control / Compute Node で、NIC の用途を合わせました。
今回の Neutron のネットワークタイプは VLAN にしています。
  • eth0: インストール時にOracle Public-Yum Server にアクセス。
  • eth1: Control / Compute Node への管理アクセスと、NFS マウント。
    • Control Node → SSH / HTTPS (Horizon Dashboard) 
    • Compute Node → SSH
  • eth2: OpenStack  環境内で VM 同士が通信する。※VLAN NW。IPアドレスなし。
  • eth3: OpenStack環境~外部NW  で通信する。※VLAN NW。IPアドレスなし。


Control Node の vNIC は、下記のように設定します。



 Compute Node の vNIC は下記のように設定します。



以上、今回は環境説明でした。つづく・・・

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