2013年1月16日水曜日

VirtualBoxで共有ディスク

ちょっとLive Migrationができる環境を作りたいと思い
VirtualBox上にインストールした Oracle VM Server 2台に、
共有ディスクを割り当ててみました。
一部、画面をはしょって、空気だけお伝えします。

ポイントは、
  • 仮想ディスク(仮想ハードドライブ)のファイルは容量固定で作成する。
  • 仮想ハードドライブは、メディアマネージャで共有設定をする。
です。


手順1. 1台目のVMへのディスク割り当て(新規作成)

まず、1台目のVMでは、仮想ディスクを新規作成します。
仮想ディスクは、VirutalBoxでは仮想ハードドライブと呼びます。

最初に、VMに仮想的なストレージコントローラを追加します。
そのうえで、コントローラに仮想ハードドライブを追加します。


仮想ディスクのファイル形式は、「VDI」を選択しました。
他にも、VMwareで一般的なVMDK形式や、MicrosoftのVHD形式、
KVMでよく使われるQCOWなど、いろいろ選べます。



新規の仮想ディスク(仮想ハードドライブ)を「固定サイズ」 で作成します。


ファイル名には、自動的に拡張子が付けられます。
VDI形式なら、「.vdi」がファイル名の末尾に追加されます。

ディスク容量は、VMのディスクイメージを載せられる程度必要です。
(今回は4GBだけです)


1台目のVMは、このような設定になります。



手順2. VirtualBoxメディアマネージャでのディスク共有設定

ここまでで作成した仮想ハードドライブを、共有可能に設定します。
これはVM毎の設定画面ではなく、メディアマネージャにて実施します。

[ファイル] → [仮想メディアマネージャー] を開きます。


作成した仮想ハードドライブを右クリックして「変更」します。


メディア属性を変更する画面で、「共有可能」にします。



手順3. 2台目のVMへのディスク割り当て(既存ディスクの割り当て)

1台目のVMと同様に、2台目のVMに
仮想ストレージアダプタと、共有設定した仮想ハードドライブを割り当てます。

新規作成はせずに、「既存のディスクを選択」します。


ここまでで作成した仮想ハードドライブのファイルを選択します。
仮想ハードドライブのファイル(.vdi ファイル)は、
1台目のVM が格納されるフォルダに作成されています。


この方法で割り当てることで、
複数のVMで、仮想ハードドライブを共有ディスクにすることができます。


以上、VirualBoxで共有ディスクを割り当ててみる話でした。

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